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葛布の帯のシワについて
葛布の帯をお使い頂くにあたって、その性質について、知って、安心して頂きたい気持ちから、改めて、「シワ」「よれ」の実験をしています。

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実際はこれに汗などの水分が加わるので全く同じとはいきませんが、24時間後、開いて伸ばしてタンスにしまって様子を見、その後、水を通してアイロンをかけます。

経年変化や耐用による変化を見るために自分用にしている葛布の帯があり、既に実験済みではあるのですが、ただ、私の場合は「葛の糸」の性質を、糸を取る体験を通してある程度は分かっているので、そうした事が扱い方にも微妙に出ているかもしれないとも思います。ですので、葛布の帯をお手にされた方で、何かの「困った」がありましたら、できる限りの対応を致しますし、私の今後の制作の向上にも繋がりますので、お知らせ頂けたらと思います。

自分用の帯で今年4年目のもの(下の写真)、かなり過酷に使ってみていますが経年により柔らかくしなやかになった以外はそう目立った変化はありません。6年目のものも然り。シワや折り目は多少残りますが、大抵シワになるのは同じ場所なのでそう支障はありません。

今年に入って3回くらい締めて、このシワ具合です。シーズンの終わりには水を通して軽くアイロンをかけ、整えます。

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by watanabeshino | 2016-08-12 14:46 | お知らせ | Comments(0)
八寸帯地 ウパシ(upas/雪)2016
ウパシ(upas/雪)2016
八寸帯地

32cm × 520cm
189g

雪の青と空の青。
厳冬期の札幌の雪景色。

一つずつにランダムに筋を入れた格子です。

お太鼓部分
多少ずらしてお好みで柄を出していただく事が出来るよう、長めに織っています。
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いつもながら、お太鼓の裏は青。雪の影、雪の中の青。
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前帯部分
巻き方によって多少ズレが出るかもしれませんが、ちらりと内側が見えても良いように、一巻き目部分もほんの少し格子柄を入れています。
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こちらはテ先。
左と右で違う柄が見えるように。
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ここは締めた時に表に出ない部分ですが、負荷がかかりやすいところでもあるので、状態の良い糸を使っているので、とても綺麗で迫力があります。葛と絹の糸の力です。
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うずまき
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使った糸リスト
葛の糸の採取地は全て札幌、
絹の糸の約50%は国産ぐんまシルクです。
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この帯に関するお問い合わせは
こちらのフォームをご利用ください

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by watanabeshino | 2016-08-06 09:16 | 葛の帯 | Comments(0)
葛苧洗い4回目
今日は草の繊維、葛苧取りに興味のあるというお二人が来てくださり、一緒に作業しました。

良い繊維が取れました。

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by watanabeshino | 2016-06-30 16:34 | 葛苧 | Comments(0)
雨でも作業
先日室入れした葛が昨日ベストタイミングでこれ以上入れておく訳にはいかなくなり、雨ですが出して川へ行きました。

毎年これが結構怖くて、人にこの作業をあまり勧められない理由のひとつでもあります。川は雨で増水すると危険だからです。それに、この時期の札幌は川で作業するにはまだ寒く、水も冷たいので手もかじかみます。これまでは若さと怖いもの知らずで乗り切ってきましたが、これからはそうも言っていられなくなりました。

そこで、なるべく体に負担なく、危険も最小限にでき、かつ、ある程度まとまった量でも作業できるかもしれない、これまでとは違う方法を試してみました。思えば草木の繊維は同じ素材でも地域によってその採取方法は違います。

北海道の気候、自然環境の中で負担のない方法を取っていく、それが出来たら、葛の繊維取りを複数の人と一緒にやっていく事も、あるいは可能になるかもしれません。

しかしこの方法、実は私が葛に取り組み始めた最初の頃にやっていた方法です。その時は汚れは落ちないし絡まって大変だったのでやらなくなってしまったのですが、今はそれなりに出来る。年月を経た証かな、ほんのちょっとしたコツなのだろうと思うのですが。

写真は昨日の様子です。今日は晴れたので仕上げ洗いです。

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by watanabeshino | 2016-06-21 07:34 | 葛苧 | Comments(0)
7月は教室お休みします
6月中旬〜8月上旬が札幌の葛の採取時期なのですが、そのうちいろいろの条件が揃い特に良い繊維が取れるのが6月下旬〜7月中旬です。採取は天候や葛の生え具合によって左右されるのでその間諸々の予定を組むのが大変難しいので、毎年、よっぽどのことがない限りは前もって予定を入れません。教室開講日をどうしようかというのは以前からの懸案事項でしたが、今年から思い切って7月中はお休みすることにしました。
こちらの都合で急に決めたことですので、既に予約の入っている開講日はそのまま開講します。また、今まで出していたスケジュールで予定を組まれている方は、どうぞ遠慮なくご連絡ください。できるだけ予定を合わせたいと思います。
来年以降は、7月中は完全に教室はお休みにしたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。


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by watanabeshino | 2016-06-17 07:27 | お知らせ | Comments(0)
機に向かえる有り難さ
ご依頼頂いていた小物を仕上げ、実に丸々丁度一ヶ月ぶりに機織り機に向かえました。とても嬉しい。

というのも、ここでは初めてのお知らせになりますが、一ヶ月ほど前に入院し手術を受けました。
手術後の左腕の動き具合が心配でしたが難なくホッとしています。



ゆっくりな歩みではありますが、少し作品がたまりましたら、着物を着る方や販売の道のプロの方々はもちろんのこと、できるだけ多くの方に見ていただいてご意見いただけるように、機会を作っていきたいと思っています。その際には各方面改めてご挨拶したいと思いますので何卒よろしくお願いします。

もちろん、それより以前でも、お問い合わせご意見ご注文その他はいつでも大歓迎です。



前帯の部分で、真ん中から格子と縞が半分ずつになるようにしています。写っているシミは織る時に濡らしながら織っている跡で乾けば消えます。

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by watanabeshino | 2016-05-14 17:38 | お知らせ | Comments(0)
亜麻

 久しぶりに、昨年末展示会を一緒にした亜麻布の小野田さんと、玄米ごはんカフェじょじょで、お会いしました。亜麻は北海道の気候にピッタリの植物ですし既に本当に沢山の方が試行錯誤しながら取り組んでいることを再確認、手作業による、新しい日本の自然布となる可能性をとても感じます。一人一人が自分のできる範囲の事に取り組んで、全体が何となくファジーに繋がっている感じが、私はとても好きで、かつ、なんだかそういう、個人主義でもなく全体主義でもなくグループでもなくバラバラでもないようなまとまりが、北海道の土地柄人柄らしい感じもします。亜麻は、きっと既にそういう素地ができている。


 で、私も何だかにわかに亜麻熱が再燃して、スピンドルで手元にある亜麻の繊維を紡ぎ出しています。しかし、亜麻は、紡ぐといいながらどちらかというと他の植物繊維と同様に、「績む」作業に近いんじゃないかと今更ですが思いました。長い繊維を長いまま繋ぎ、端と端の繊維を絡めて撚りをかけてやると、とても綺麗な糸になります。

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この糸は箸置きの経糸に使います。葛に取り組む前に亜麻の糸に挑戦して断念している経緯も相まって、亜麻×葛の布はずうっと昔からの憧れでした。叶いそうで嬉しい。


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by watanabeshino | 2016-04-09 12:45 | 制作に関して/雑感 | Comments(0)
葛の糸の斑、色の違い
 私の織る葛の布の途中には、色の違うところがあります。写真、分かるでしょうか。
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 ちょっと黒っぽく斑点または点のようになっている、または、少し色味の違う部分がある。これは葛の発酵の仕方と洗いの状態によってそうなってしまう場合もあるのですが、虫が葛の茎からエキスを吸った跡の場合もありますし、元々の葛の繊維の色の違いの場合もあります。目立つ部分は切り落とし使わないようにしていますが、ただ、見た目に悪いからといって簡単に切り捨てるのも痛ましく、機能的に劣りさえしなければ、出来るだけ使ってやりたいとも思います。例えば、帯なら、表に出ない部分に。または、木枠の機の小さな布に。
 ダメだから捨てる、ではなく、ダメにしない。
 しかしそれは蔓を選び繊維を取り出す段から始まっていて、そういう繊維になったのは私の責任でもあるのですが、それは次への課題とし、出来てしまったものはダメだからと簡単に捨てず最後まで使ってやりたいと思います。

 以前にも書いたことがありますが(「色について」)、素材も色も、あらかじめこちらの意図したものをどうにかして出そうと考えるのではなく、出来たもの、出たものを、活かしたいと考えています。限りあるものの中で最大の努力をする、それが素材にも自分にも無理がなく、結果、使う人にとってもきっと心地の良いものになるのではないかと思います。

 しかし、まぁ、こういう、意図的に意図しない、みたいなのが好きというだけのことかもしれません。

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by watanabeshino | 2016-03-08 11:02 | 制作に関して/雑感 | Comments(0)
八寸帯地/ウパシ(upas/雪)
八寸帯地「ウパシ(upas/雪)」

経糸にやや太めのビス糸を使っていますのでしっかりとした手触りです。太鼓とタレ部分の柄の出方に変化を持たせられるよう、全体の長さも柄部分も少し長めに織っています。柄を見ながら仕立てたり着付けたりしてもらえたらと思います。
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31.5cm × 523cm
192g

緯糸 葛
経糸 絹ビス糸 未精練
染め 藍(伊達すくも藍灰汁発酵建て)、団栗

いつもながら、お太鼓の内側は青。
前帯部分〜体に巻きつく内側になるところには少しだけ柄を入れています。ぴったり重ねず少しずらして巻いても面白いのではないかと思います。
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ここは「テ」。左と右で違う色になるようにしています。
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なんとなく全体
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こちらの帯は、良いご縁をいただきました。ありがとうございました。
どうぞ末永くご愛用、お楽しみいただけますように。
お気付きの点などありましたらご連絡ください。

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by watanabeshino | 2016-02-12 11:29 | 葛の帯 | Comments(0)
半幅帯地 ウパシ(upas/雪)
ウパシ(upas/雪)
半幅帯地

 半幅帯は締める人や結び方によって柄の出方が違うので、なんとなく前帯部分やタレ部分を意識しながらぼかしながら青〜薄い青〜生成りと色を変えました。生成りをテの方にして締めると体に巻きつく内側部分は生成りになるようになっています。万が一の藍の色移りを考えてのことです。ですが、それほど濃く染めていないので色移りはほとんどないと思います。数年経ち藍の色が落ち着けば、青い方をテの側に持ってきて締めても良いと思います。
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16.5cm × 408cm
80g

緯糸 葛
経糸 絹ビス糸 未精練
染め 藍(伊達すくも藍灰汁建て)、団栗

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 帯の両端の色も違います
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こちらの帯は良いご縁を頂きました。ありがとうございます。末永くご愛用いただけますように。








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by watanabeshino | 2015-12-28 12:01 | 葛の帯 | Comments(0)



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