タグ:帯 ( 16 ) タグの人気記事
葛の布 帯展 終わりました
5月4日から10日までギャラリー門馬&ANNEXにて開催しておりました『葛の布 帯展』が、無事終わりました。
期間中、本当に沢山の方が来てくださいました。展示された葛の布は確かに私が織ったものではありますが、展示された時点でそれは既に私の手を離れ、まるで一個人として人格を持ったようにさえ思えました。来てくださった方々、または来られずとも応援してくださった方々との暖かいご縁は、「札幌の葛の布」ゆえのものなのだろうと感じます。

d0342152_00571557.jpg


やっと暖かくなったとはいえ、天候の安定しない中足を運んでくださったみなさま、準備から含めて様々な形で支え応援してくださった方々、本当にありがとうございました。更には、「着物の帯」というものに関して、まだまだ知識不足の私に対してご支援やアドバイスを頂き時に助けてくださり…本当に各方面沢山の方々に支えられ無事終えることが出来た展示会でした。簡単に言葉では言い表せませんが、心から、感謝と御礼 申し上げます。

d0342152_00571527.jpg


d0342152_00571501.jpg


初めての個展、はじめの一歩、だから芽出しの双葉、と思って入り口に置いた カボチャ
d0342152_00571580.jpg


展示会は終わりましたが私の中では終わっておらず、むしろ これから、ここから、やっとスタート、という感覚でおります。今後もより一層、持てる喜び、使う喜び のみならず、使いやすさ、心地よい使い心地を感じて頂けるような 葛布づくりに 励みたいと思います。

d0342152_00571690.jpg



そしてそして、私が葛布の帯を織り始めた頃に、こんな所で個展を開けるようになりたいなと思っていた ギャラリー門馬&ANNEXさん

d0342152_00571656.jpg


計画の段階から多方面に渡り大変お世話になり、素敵な展示になりました。心から、ありがとうございます。

d0342152_00571651.jpg


d0342152_00571682.jpg


[PR]
by watanabeshino | 2017-05-11 23:01 | お知らせ | Comments(0)
等間隔なようで等間隔でなく
縞や格子を織る際には必ず同じ間隔には「しません」。ほんの少しだけ、左右上下にブレさせます。また、左端と右端や、始めとと終わりも、大抵は違う色や柄にします。
等間隔なようで等間隔ではなく、移ろうのは常、そういうのがとても人間くさいと思うし、不均一な葛の糸にもしっくり馴染むと思うからです。「何だか懐かしい」とか「ホッとする」という感想を頂くことがたまにあるのですが、それはきっとそういう理由なのだと思っています。

角帯地
キナ(kina/草)
を織った経糸の余分ぶんで織っている卓布

展示前のラストの作品
ギリギリ 急げ

d0342152_15564377.jpg


[PR]
by watanabeshino | 2017-04-27 15:56 | 制作に関して/雑感 | Comments(0)
個展のお知らせ
葛の布 帯展

2017年5月4日〜10日 11:00〜18:00(最終日17:00)
ギャラリー門馬&ANNEX
札幌市中央区旭ヶ丘2丁目3-38
http://www.g-monma.com

2015〜2017年に織った北海道の葛の布の帯地を10点ほど 展示します
八寸帯、半幅帯、角帯

会期中は会場におります
ぜひ気軽に 質問や感想などお伝えください

d0342152_23092132.jpg

d0342152_23092224.jpg





[PR]
by watanabeshino | 2017-04-05 22:55 | お知らせ | Comments(0)
ホームページアドレス変わりました
ホームページアドレスが変わりました。

北の葛布/札幌手稲
http://kuzunonuno.com/

以前のアドレスからは既に見られなくなっています。
勢い余ってデータを消してしまいました。
以前のアドレスから辿ってこられる方には大変ご面倒をおかけします。
すみません。

引き続きどうぞよろしくお願い致します。

[PR]
by watanabeshino | 2017-02-20 15:24 | お知らせ | Comments(0)
糸の強度の確かめ
葛の繊維から布になるまで、特にその強度のチェックを3度しています。誰に教わったということではなく、自然とそうなりました。

1度目は葛苧(くずお・繊維の状態)を裂く時
2度目は績む(裂いた葛苧の端と端を結ぶ)時
3度目は織る時

写真は糸を績んでいるところ。左側が裂いた葛苧で右の茶櫃に入っているのが長い糸になった葛の繊維です。

d0342152_14423777.jpg

葛の糸は地に生えていた時の状態によって質が均一ではなく、強い弱い、硬い柔らかい、いろいろです。私はあえてそれらを分けることはしていませんが、布にした時に後々弊害が出そうなくらいに不都合なものはやはり避けています。また、おそらく葉の根元にあたる部分などだと思いますが極端に部分的に切れやすくなっているところもあり、そういう場合は切って結び直しています。
そうしたチェック&補強を、繊維から布になる間に3度、しています。

葛の糸には撚りをかけていません。これは遠州地方に古くから伝わる方法です。葛の糸の特徴である光沢をより美しく出すために、実用面での強度を多少犠牲にしたのではないか、とは織元がおっしゃっていた言葉なのですが、葛の糸に撚りをかけるとそれは絹糸と見紛う程に綺麗ですし糸もとても強くなりますが、葛の糸の面白さや特長が失われてしまう、と私も思います。ですので、不本意な破損のないように、糸の強度には少し神経質になります。


北海道における葛布の帯は、といったって今の所は私しか織っていないのですが、まだまだ作る人と使う人が共に育てていく段階だと感じています。もちろん、だからといって不確かなものを作っている、という訳ではありません。葛布の帯自体は古くからあったようですし、衣服として利用されてきた古い歴史もありますし、現在静岡の数件の織元でも葛布の帯は生産されています。しかし、それほど多くの人が使っているわけではありませんしそう多く売られているわけでもありません。ましてや、北海道産の葛の繊維のものは私の織ったもの数本以外はまだ世に出ていません。ですから、見たことがない、という人が大半で、ゆえに、耐久性や使い方、扱い方に不安を抱く方も多いと思いますし、使う人の使い方によっては色々の予想外の違いが出てくることもあり得ます。

葛布の帯をお使いの方、特に私の織った葛の帯をお使いの方とは、長く長く関係を保って、扱い方をお知らせしたり、いろいろの長所短所を伝えていただきながら、不具合があればその都度相談しながら改善しながら、共に歩んでいきたいと、今、葛の糸を作りながら、そんなイメージを抱いています。

私の織った葛の帯が手元にある方で、もしも気が向きましたら、ご一報いただき、使い心地やご感想などお聞かせいただけましたら幸いです。また、何かの不具合がありましたら、ご相談に応じたいと思います。











[PR]
by watanabeshino | 2017-01-25 14:41 | 制作に関して/雑感 | Comments(0)
時を経て尚美しく
この布は、角帯として1年半くらい前に織ったものです。柔らかすぎたので、センチごと切り売りしようかと思っていたのですが、止めました。

というのも、先日のじょじょ展で展示していた際に、「帯として充分使えるわよ、切ってしまうなんてもったいない」と言ってくださった方がおられ、少し自信をつけた私は、展示後、水を通しアイロンをかけましたら、何というか、何とも言えぬ、時を経た分の何かが宿った風で、最初の頃の雰囲気とは違い、固く締まりながらも、何かしっとりと良い感じになっているのです。水を通した事で多少の歪みが出ましたが、それもまた何か良い雰囲気で。これを切って細切れにしてしまうのは確かにもったいない。時を経るごとに風合いが変わり馴染んでくるのは、自然布の特徴でもあります。

d0342152_12104303.jpg


普段に着物を着るようになって、帯は頼りないほど柔らかくても全く問題ないどころかかえってとても楽だということが分かったことも、これはこれで帯として充分活用できると思う気持ちを後押ししました。

柔らかく軽いので、体に全く負担なく、着物を支えてくれます。葛布というと夏のものと思いがちですが、木綿や紬の着物になら、一年中つけても違和感ないようにも思います。

普段の着物にヘビーに使ってもらって、破損したら、直したり葛布の小さな布でアップリケしたりして、長く永く使ってもらえたら嬉しい。

そう考えると、何だかとてもロマンのある布にも見えて来ました。何といいますか、織り上がった時点で既に私の手は離れている感覚があります。葛布のこうした特徴は、葛と絹の良さであり、きっと最初から既に私の作品ではないのです。ゆえに、私は恥ずかしげもなく、まるで他人の作ったもののように、良いものを良いと言っています。

詳細はこちらにあります。
http://kitanokuzu.exblog.jp/22246548/



[PR]
by watanabeshino | 2016-11-20 11:57 | 制作に関して/雑感 | Comments(0)
葛布の帯のシワについて
葛布の帯をお使い頂くにあたって、その性質について、知って、安心して頂きたい気持ちから、改めて、「シワ」「よれ」の実験をしています。

d0342152_14563093.jpg


実際はこれに汗などの水分が加わるので全く同じとはいきませんが、24時間後、開いて伸ばしてタンスにしまって様子を見、その後、水を通してアイロンをかけます。

経年変化や耐用による変化を見るために自分用にしている葛布の帯があり、既に実験済みではあるのですが、ただ、私の場合は「葛の糸」の性質を、糸を取る体験を通してある程度は分かっているので、そうした事が扱い方にも微妙に出ているかもしれないとも思います。ですので、葛布の帯をお手にされた方で、何かの「困った」がありましたら、できる限りの対応を致しますし、私の今後の制作の向上にも繋がりますので、お知らせ頂けたらと思います。

自分用の帯で今年4年目のもの(下の写真)、かなり過酷に使ってみていますが経年により柔らかくしなやかになった以外はそう目立った変化はありません。6年目のものも然り。シワや折り目は多少残りますが、大抵シワになるのは同じ場所なのでそう支障はありません。

今年に入って3回くらい締めて、このシワ具合です。シーズンの終わりには水を通して軽くアイロンをかけ、整えます。

d0342152_14563007.jpg


[PR]
by watanabeshino | 2016-08-12 14:46 | お知らせ | Comments(0)
八寸帯地 ウパシ(upas/雪)2016
ウパシ(upas/雪)2016
八寸帯地

32cm × 520cm
189g

雪の青と空の青。
厳冬期の札幌の雪景色。

一つずつにランダムに筋を入れた格子です。

お太鼓部分
多少ずらしてお好みで柄を出していただく事が出来るよう、長めに織っています。
d0342152_09202253.jpg
いつもながら、お太鼓の裏は青。雪の影、雪の中の青。
d0342152_09202215.jpg


前帯部分
巻き方によって多少ズレが出るかもしれませんが、ちらりと内側が見えても良いように、一巻き目部分もほんの少し格子柄を入れています。
d0342152_09202293.jpg

こちらはテ先。
左と右で違う柄が見えるように。
d0342152_09202361.jpg

ここは締めた時に表に出ない部分ですが、負荷がかかりやすいところでもあるので、状態の良い糸を使っているので、とても綺麗で迫力があります。葛と絹の糸の力です。
d0342152_09202310.jpg

うずまき
d0342152_09202370.jpg

使った糸リスト
葛の糸の採取地は全て札幌、
絹の糸の約50%は国産ぐんまシルクです。
d0342152_09202384.jpg
こちらの帯は、良いご縁を頂きました。ありがとうございます。
末永くご愛用頂けますように。



[PR]
by watanabeshino | 2016-08-06 09:16 | 葛の帯 | Comments(0)
八寸帯地/ウパシ(upas/雪)
八寸帯地「ウパシ(upas/雪)」

経糸にやや太めのビス糸を使っていますのでしっかりとした手触りです。太鼓とタレ部分の柄の出方に変化を持たせられるよう、全体の長さも柄部分も少し長めに織っています。柄を見ながら仕立てたり着付けたりしてもらえたらと思います。
d0342152_11501413.jpg


31.5cm × 523cm
192g

緯糸 葛
経糸 絹ビス糸 未精練
染め 藍(伊達すくも藍灰汁発酵建て)、団栗

いつもながら、お太鼓の内側は青。
前帯部分〜体に巻きつく内側になるところには少しだけ柄を入れています。ぴったり重ねず少しずらして巻いても面白いのではないかと思います。
d0342152_11501407.jpg


ここは「テ」。左と右で違う色になるようにしています。
d0342152_11501460.jpg


なんとなく全体
d0342152_11501482.jpg




こちらの帯は、良いご縁をいただきました。ありがとうございました。
どうぞ末永くご愛用、お楽しみいただけますように。
お気付きの点などありましたらご連絡ください。

d0342152_11501457.jpg


[PR]
by watanabeshino | 2016-02-12 11:29 | 葛布の帯 | Comments(0)
ウパシ(upas/雪)
ウパシ(upas/雪)
半幅帯地

 半幅帯は締める人や結び方によって柄の出方が違うので、なんとなく前帯部分やタレ部分を意識しながらぼかしながら青〜薄い青〜生成りと色を変えました。生成りをテの方にして締めると体に巻きつく内側部分は生成りになるようになっています。万が一の藍の色移りを考えてのことです。ですが、それほど濃く染めていないので色移りはほとんどないと思います。数年経ち藍の色が落ち着けば、青い方をテの側に持ってきて締めても良いと思います。
d0342152_12271270.jpg


16.5cm × 408cm
80g

緯糸 葛
経糸 絹ビス糸 未精練
染め 藍(伊達すくも藍灰汁建て)、団栗

d0342152_12025602.jpg
 帯の両端の色も違います
d0342152_12025692.jpg


この帯に関するお問い合わせは こちらから どうぞ








[PR]
by watanabeshino | 2015-12-28 12:01 | 葛の帯 | Comments(0)



織/葛の糸と葛の布
by 雪草
リンク
ホームページ
北の葛布/札幌手稲HP
*葛布、染料、自己紹介など

facebook
渡邊志乃facebook
*葛布の帯の日々の制作の様子や心構え、雑感、山、スキー、お知らせ

facebookページ
北の葛布/札幌手稲facebook
*ブログ更新のお知らせ、講座・研修等の近況、お知らせ

instagram
雪草instagram

*葛布の帯とイメージの源の写真集

ツイッター
渡邊志乃(雪草)twitter
*日々の一言、お知らせ
最新の記事
葛の布 帯展 終わりました
at 2017-05-11 23:01
等間隔なようで等間隔でなく
at 2017-04-27 15:56
個展のお知らせ
at 2017-04-05 22:55
3月「木枠と葛の手織り教室」..
at 2017-02-23 21:41
ホームページアドレス変わりました
at 2017-02-20 15:24
カテゴリ
葛の帯
葛の栞、箸置きなど
お知らせ
葛苧
その他の草の繊維
草木染め
制作に関して/雑感
タグ
(25)
(21)
(16)
(12)
(11)
(7)
(7)
(6)
(4)
(2)
画像一覧
以前の記事
2017年 05月
2017年 04月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
検索
ブログパーツ