当たり前に
手作業、自然素材、地元産、などという事に、必要以上にドラマや意味を求めるのは好きではありません。それらに特別な感情や意味を持たせたい背景にはそれらが既に当たり前のものでは無くなってしまっているという現実が見えるからなのかもしれません。もっと当たり前に考えている。当たり前だから、あえて言う必要もないだろう、と思いたいけど、こんな事を書いている時点でもはや私の中でも当たり前ではないのかもしれない。
 自分の身の回りのもので完結する、最初から最後までこの目で見て確かめる事ができる、小さな世界が私は好きだからこういうことを多分自然とやるようになったわけで、だから、同じように身近な物で身近なものを生産している人達を私は応援したくて、なるべくそういうものを買ったり使ったりしている訳で、そこにはやはりそれ以上の特別な感情はないのです。

 ちょっと話がズレますが、ですから、手作業だからいいでしょう、自然素材だからいいでしょう、草木で染めているんだからいいでしょう、とはなりません。機械で手作業のものよりも素晴らしいものができるならそちらを選ぶし、自然素材じゃなくても機能的で素晴らしいものがあるなら断然それを選びます。自然のもの=良いもの、という自動的な思考は変だと思います。大量消費を狙った大量生産によるコストダウン、みたいな生産の流れはそろそろもう終わりにしたらいいと思うけれど、最新の技術だからできることと手作業でなければできないこと、最新の素材の特長と自然素材の特長。結局は人の好き好きと用途の問題ですから、うまく使い分ければいい。

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by watanabeshino | 2015-04-19 11:58 | 制作に関して/雑感 | Comments(0)
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